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慰留する上司同僚の本音
会社を辞めるとき、上司や会社の息のかかった同僚からしつこく慰留される場合があります。 この慰留工作に折れてしまってはせっかくの退職の決意も無駄になります。 殺し文句は「君に辞められたら困るんだ…」聞こえはいいですがその真実は? 果たしてあなたはこの慰留工作を乗り越え、無事に退職に漕ぎ着けることが出来るでしょうか?
「人間が一番怖い」
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上司のホンネ |
「保身」に尽きる |
会社を辞めるというとまず上司に呼び出されます。これはほとんどの会社でそうでしょうね。 「あ〜、わかった」 と一言で片付けられるほうが辞める側にとっては嬉しいのですが、そう都合良くいくとは限りません。
部下を引き止める、これはどういうことでしょうか? 会社にとって損害だから?それとも職場の雰囲気が壊れるから?
いえいえ、そんな高尚なことを考えてることはまずありません。 もしそういう会社だとしたらあなたは辞めたいと思わなかったと思います。
「彼に辞められたら仕事が滞ってしまう…」 そんなかっこいい会社、今の日本にあるんでしょうかね?(笑) 百歩譲って「ある社員の退職により仕事が滞る」ことがあるのなら、 「その社員に常に高い負荷がかかっている」ということですから、 当の社員が呆れてよその会社に逃げてしまうのも無理はありません。
部下に辞められて困るのは上司。 その一番の理由は「自分の評価が落ちるから」です。 たいていの会社の人事考課は「部下の管理」も加味されていますから、 部下においそれと辞められたのでは査定に大きく響く。
※年に何人も部下が辞めてる部署の管理職には(その会社での)未来はありません。
これは当の管理職にしてみれば困ります。 会社の中での居場所がなくなってしまうかもしれないのですから。
大抵の場合、上司はあなたより年上です。例えば45歳くらいとしましょうか。 この方にはほとんど逃げ道がありません。仮に逃げ道があるのならとっくに逃げ出しているはずです。
この上司はその会社がどんな会社であれ、会社と心中するしかないのです。 そうなると自分の首を切られないためにはなんでもするでしょう。 保身となれば部下の不祥事ですらもみ消す勢いです(笑) それならまだいいです。下手すると問題が起きた際、 責任を丸々押し付けられてあなたのクビが吹っ飛ぶかもしれません。
「保身」とは恐ろしいもので、たまに自分の保身にのめりこむあまりに善悪の区別がつかなくなって、 社の規則や日本の法律を大きく破り、クビが飛び、手も後ろに回ってしまう管理職がいるくらいです。
しかし退職者にはこんなことは関係ありません。 ある社員が退職する、ということは、実はものすごく大変なことなのです。 本人にも理由はあるかもしれませんが、悩みに悩んだ末、退職を決めているはずです。 辞める理由の多くは「会社に未来が無い」「会社にいたら仕事に殺される」 というような退職者の都合ですが、引きとめようとするのは上司の都合です。 この時点でどっこいどっこいですから、あなたが忠義を誓えぬ相手・組織に対しては、 「あなたの都合で動いていい」と考えて構いません。
いざ退職願を出すと、「普段はロクに話を聞かない上司」 「話を聞いても実行しない上司」がこういう時だけ何度も面談してくれたりすることがあります。
管理職がよく言うのは.... 「今すぐは無理だが、来年から給料を上げよう。」 「君の不満を聞こうじゃないか。」 「君に辞められたら困る。」 「もうちょっと我慢してみろ。必ずいいことがある。」 などというプラスな言葉です。しかしホンネは「その場だけ乗り切れればいい」に尽きます。
また、退職者を不安にさせるような言葉を使う場合もあります。 よくいわれるのが「この会社を辞めて、仕事が見つからなかったらどうするんだ?」ですね。 これで屈してしまう人は多いです。(僕も経験があります。)これはほんと、その通りだと思います。 会社辞めて次の仕事が見つからなければ野垂れ死にするかもしれません。
しかし同時に「会社に居つづけて人生棒にふったらどうする?」という考え方もまた正しいのです。 あなたがいろいろ考え、悩んで、会社を辞める決断をしたのなら、その決断を自らの責任で貫いてください。
さて、普段デタラメばかりやってる上司ほど、引き止めの際、やさしく、親身になります。 また、頼り甲斐ありそうなアニキ肌できわめてフレンドリーに接してくる場合もあります。 退職希望者が折れるそぶりをみせないと、怒鳴り散らし、脅しにかかる上司もいます。 (これが本当の姿です。) 訳のわからない理屈や規則で退職日を先延ばしさせようとしたりもします。
上司にしてみればそれだけ必死なのですが、退職願を出したあなたはここで折れないでください。 上司がどうなろうとあなたには関係ありません。 上司は一生あなたの面倒を見てくれる人ではありませんから。
仮に引きとめに応じたとしましょう。引きとめられた方は上司を信じ、しばらく様子を見ようとします。 しかし退職願を一度出した、という事実は消えません。上司の中であなたに対する信用が失われます。 当たり前です。一度、辞めようとしたのですから。 根に持つタイプの上司であれば何かの折に報復されるかもしれません。
基本的にひとつの会社で「退職願」は1回しか使えないと思ってください。 その1回できっちり辞めなければ、出す意味がありません。 あなたの中に迷いがあるのなら絶対に出してはダメです。 退職願を出して、慰留工作を真に受け、その後酷い目に遭った人間はたくさんいます。 「この退職願は無かったことにしよう。」という上司の言葉を鵜呑みにするのは危険です。 薄っぺらい言葉に騙されて不本意な続投をさせられないようにしてください。
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同僚のホンネ |
これまた「保身」 |
辞めようとするあなたを友情や人情で引きとめようとする同僚。 「もうちょっと一緒に頑張ろうぜ。」「俺も力になるよ。」 うっかり騙されないでくださいね。そういう綺麗事いう奴ほど実はあなたをカモっていた場合があります。
あなたの会社が社員から愛されてる会社で、あなたが会社を嫌いになって辞めるわけで無い場合以外は 「先に辞められてたまるか!」が同僚のホンネです。
そりゃそうです。同僚にしてみればあなたが辞めることで人が減る=仕事は増えるわけですし、 引継ぎも面倒くさい。仕事というのはその仕事を担当していた本人が一番よく知っている。 引き継ぐほうから見れば重い負担です。それに今までカモにしてきた人が 辞めるのであれば次は自分がカモになるかもしれないという不安がよぎります。
あなたの会社がろくでも無い会社の場合、同僚に退職の意思を伝えた時の正しい同僚の反応は 「いいなあ。俺も辞めたいなぁ。」です。 こういう反応をする同僚は信頼してもいいかもしれません。
ちなみに人が我先にと退職を急ぐ職場がありますが、こういう会社は「最悪の会社」です。
皆、いつ辞めようか画策しながら実は辞めるようなそぶりを見せない...。 うわべで同僚を牽制しながら送る会社生活。 退職後の身の振り方が決まった人間から順に辞めていき、 毎月のように引継ぎが行われ、補充のための新入社員が入ってくる。 辞めた人間は職場でいつまでも罵られ続け、何かと話題に上る。
こんなの仕事する環境じゃないですよ(笑)
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