会社を辞めたいと思っても、何も考えず辞めては自分の首を締めるだけです。 ここでは会社を無事に、より良く辞めるために事前に確認すべきことをまとめてみたいと思います。
教訓「辞め方もまた戦略」
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軍資金の正確な把握 |
やっぱりお金は大事だよ〜 |
まず貯金がいくらあるか調べましょう。 ローンなどがある場合は残金額を合算して貯金から引いてください。 カードの引き落とし予定額なんかも忘れずに合算してくださいね。
自己都合なら三ヶ月待たないと失業給付が始まりませんから、 その三ヶ月はまったく無収入な三ヶ月になります。
世間的には貰っていた給料の三ヶ月分の蓄えがあればなんとかなると言われています。 あとは日常生活においてどれだけ我慢できるかですね。 どうしても出ていくものは仕方ないとして、どれだけ無駄を省けるかが勝負です。 残せるだけ残す、その方が精神衛生上いいと思います。
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失業保険受給資格の確認 |
どうせ辞めるなら失業保険をもらおう! |
自分が本当に失業保険(雇用保険)の受給対象者かどうかを調べます。 給与明細を見て下さい。雇用保険の項目があって毎月天引きされてますか? これを払ってないと、失業保険の給付は受けられませんし、 払っていても受給資格を取得していないと給付は受けられません。
ちなみに「受給資格の取得条件」は
(1)現在、まだ仕事についていない状態で、積極的に仕事を探していて、すぐに働くことができる人。 (2)被保険者の資格喪失の確認を受けていること。 (3)離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間(賃金支払基礎日数11日以上の月)が通算12ヶ月以上あること (※「特定受給資格者」や「特定理由離職者」の場合は、離職の日以前1年間に、11日以上の月が通算6ヶ月以上ある場合) (4)公共職業安定所(ハローワーク)に求職の申し込みをしていること。
(1)(2)(4)はハローワークに出向けば退職後に満たせます。 しかし(3)だけはどうにもならないので、 これに当てはまらない人は当てはまるまで頑張りましょう。
【注意】 |
※会社経営者、会社役員、公務員などは失業給付の受給資格はありません。 自分が失業給付を受給できるかどうかイマイチよく判らない方や不安な方は、 かならず退職前にハローワークへ確認しましょう。 辞めてから受給資格が無いことに気がついても遅いです。
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ボーナスはもらったか? |
もらえるものはもらいましょう |
ボーナス直前に辞めるのははっきり言って損です。 ボーナスが銀行口座に振り込まれたら返せといってくることはまず無いですが、 ボーナス直前に辞める意思を告げると、査定期間を無視してでも減額してくる会社が多いです。 ちなみにボーナスとは過去半年の実績で算出しますから、 (12月支給のボーナスなら、4月1日〜9月30日の半年間の実績を元に 10月末〜11月中旬くらいに査定を終えているはず。) 本来はそのような査定はありえないはずなんですけど、まあ、会社ってそんなもんです(笑)
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有給休暇は残っているか? |
案外こういう時しか取れないもの |
残有休日数が何日あるかを確認しましょう。 たいていの会社では給与明細に残日数が出てますね。
今まで辞めてった人がちゃんと有休消化できたかどうかも調べましょう。 そこから退職日を逆算し、あとどれくらい会社に通うのかを考えてみましょう。
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辞めることで何らかのプラスがあるか? |
損してまで辞める必要無し |
会社を辞めるにあたって、何かプラスがないと辞める意味はありません。 辞めることで精神的・経済的・肉体的・社会的に幸せになりたいじゃないですか。 辞めてマイナスになるだけならブラック会社だとしても心中したほうがまだマシです。
人によって価値観も目的も違うと思いますが、
・辞めれば人間的な生活をおくれそう ・今の仕事に向いていないから向いてる仕事を探したい ・この会社にいたら間違い無く過労死する ・絶対に許せない奴が会社にいる ・こんな会社に付き合いきれない
なんていうのがひとつでも当てはまればOKです。 |
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